梅雨の季節から夏にかけてはトラッキング現象に注意が必要

 

暑くなってくるとエアコンや扇風機をよく使用すると思いますが、

近年、コンセントとプラグの間に溜まった埃のせいで火災が起こる

「トラッキング現象」が多く報告されています。

 

梅雨の季節からトラッキング現象が起こりやすくなるので、

エアコンや扇風機を使うときは注意が必要です。

 

そこで、

今回は梅雨時期に火災が増えやすいトラッキング現象についてご紹介します。

 

 

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★トラッキング現象とは?

 

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出典:http://www.geocities.jp/sakaue_hp/ansin_breaker.html

 

トラッキング現象とは、

コンセントとプラグの間に埃がたまって、

空気中の水分を吸収した埃が電源プラグの刃と刃の間に

トラックと呼ばれる電気を作ることで放電を起こし、

発火するという現象のことを言います。

 

この発火の程度や状況によっては、

コンセントの周りを焦がして、

規模が大きいと火災を引き起こす危険性があるのです。

 

湿気の多い梅雨の季節から夏にかけては

家電によって火災が大変起こりやすいといえます。

家電による火災などは寒い時期に起こるイメージが強い人も多いですが、

梅雨から夏にかけても危険なので注意をしましょう。

 

 

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★エアコンを洗浄すると火災が起こりやすい!

 

エアコンを使用する前に洗浄をしてきれいにしようとする人は多いですが、

エアコンの室内機に使用する洗浄液が、

火災の起こる原因を作ってしまう場合があります。

 

エアコンを洗浄するときは専門的知識が大切で、

誤った方法で洗浄すると火災を発生させる原因となるのです。

エアコン内部に洗浄液の液体が残ってしまうと発火する恐れがあり、

火災につながってしまいます。

これは、電源の基板や配線に液体がつくことで、

弱い電流が流れた時に電気の流れる道が炭化して発熱して発火するからなのです。

そのため、専門知識がない場合は無闇にエアコンを洗浄せず、

専門業者にお願いした方が安心だと言えます。

 

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出典:http://wakuidenki.jp/blog2/2014/03/

 

★梅雨の季節は特に危険!

 

梅雨の季節は湿度が高くなりますので、

湿気によって放電しやすい環境と言えます。

そのため、

水漏れしやすいところに家電があるとたまっている埃が湿気を吸ってしまい、

その湿った埃がプラグの両極間で火花放電を繰り返して発火につながってしまいます。

 

このトラッキング現象が原因となった火災は2000年、

東京都だけでも63件ありましたので、

人ごとと考えずに自分たちも気をつけていくことが大切です。

 

★じゃあ、トラッキング現象を防ぐためにはどうすればいいの?

 

トラッキング現象を防ぐためには定期的な掃除が大切になってきます。

まずは、乾いている布でプラグを拭いて埃を取りましょう。

 

コンセントに長時間電源プラグを差し込んでいるとプラグの周辺に埃がたまります。

なので、時々でいいのでプラグを抜いて乾いている布で埃を取っておきましょう。

 

また、テーブルタップ内にも埃が入り込まないようにすることが大切です。

耐トラッキング性能の高いタップを使用すると、

トラッキング現象を防ぐことができます。

 

また、異常に熱くなってしまった電源プラグやテーブルタップ、コードは大変危険なので、

そのような時は使用をやめて電気屋さんに点検してもらい、

新しいものに取り替えるのがおすすめです。

 

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出典:http://direct.sanwa.co.jp/ItemPage/700-TT20562

 

★まとめ

 

いかがでしたか?

トラッキング現象はとても怖いものですね。

 

毎日掃除をしていても、

コンセントやプラグまで掃除をする機会がなかなかないものです。

 

なので、

定期的にプラグの掃除は行って埃を溜めないようにしましょう。

 

また、長時間外出するときは

できるだけ電源プラグをコンセントから抜いておくとよいです。

 

トラッキング現象を防ぐためには普段からの対策が必要なので、

コンセントを抜く習慣をつけるところから始めましょう

 

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