牡蠣にあたると体はどうなってしまう?対処法としてできることは?
冬の食べ物として知られていて好きな人も多い牡蠣ですが、
牡蠣を食べたらお腹が痛くなってしまった、という話はよく聞きます。
牡蠣にあたってしまう理由は?
牡蠣にあたると、体はどうなってしまう?
牡蠣に当たったときはどう対処すればいい?
美味しい旬の食べ物なのに、
食べるときは注意することが必要な牡蠣について調べました。
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牡蠣にあたってしまう理由は?
出典:http://www.photo-ac.com/
牡蠣で食中毒を起こす理由はいくつかありますが、
その中で最も大きな原因と言われているものがノロウイルスです。
牡蠣は海水に生息しているプランクトンを食べて生きてます。
ノロウイルスに感染した人が糞などを排泄すれば、
ノロウイルスは排水や下水の中に入って川から海へと流れます。
海に流れ込んだウイルスを牡蠣が取り込めば、
牡蠣の中にノロウイルスが溜まっていきます。
牡蠣だけでなくアサリやホタテなど他の二枚貝でも同じことが言えるのですが、
牡蠣の場合は生で食べたりそれほど加熱をしないで食べることも多いために、
当たる可能性が高いことがわかっています。
ノロウイルス以外の理由としては、
貝毒、または腸炎ビブリオが考えられます。
貝毒はホタテやアサリなどを含めた2枚貝が引き起こす食中毒ですし、
腸炎ビブリオは海水の中に含まれているウイルスが原因で
生食で食べるもので引き起こされることが多いです。
牡蠣にあたると体はどうなってしまう?
出典:http://www.photo-ac.com/
牡蠣にあたると以下のようなノロウイルスの症状が現れます。
・強い吐き気や嘔吐
・下痢
・腹痛
・悪寒や38度程度の発熱
ノロウイルスの潜伏期間は24時間から48時間あります。
おかしな症状が出たら牡蠣をいつ食べたのか思い出し、
1日か2日前に食べたのであれば、
牡蠣に当たった可能性が非常に高いと知っておいてください。
症状は1日から2日すれば回復しますが、
抵抗力のない高齢者の方や小さな子供の場合は症状が長引くこともあります。
貝毒の場合の潜伏期間は30分以内ですし、
腸炎ビブリオの場合の潜伏期間は早いときは2時間後で
遅くとも24時間以内に症状が現れます。
腹痛や下痢などの症状が早く現れたときは、
ノロウイルスではなく貝毒や腸炎ビブリオを疑ってください。
しかし、症状の現れ方には個人差がありますから、
勝手に判断するのではなく、
おかしな症状が見られたらすぐに病院を受診してください。
牡蠣にあたったときはどう対処すればいい?
出典:http://www.photo-ac.com/
牡蠣にあたったというときは、体の中に毒素が入っている状態です。
腹痛や下痢がひどかったらなんとか症状を止めたいと思う方が多いでしょうが、
毒素を外に出すことができなければ根本的な解決とはいえません。
下痢の症状が辛いとなんとか止めたいと思ってしまいますが、
体の健康を考えて下痢止めなどは決して飲まないでください。
牡蠣に当たったら何よりも水分補給が必要です。
下痢が出ると体からは多くの水分が出てしまいますから外からの補充が必要です。
脱水症状になって倒れることがないように、
水分は多めにとって安静にして早く治しましょう;
牡蠣にはたくさんの食べ方があり、
牡蠣鍋、牡蠣フライ、生牡蠣などいろいろな味を楽しむことができます。
生牡蠣は格別に美味しいから大好きというかたもいらっしゃいますが、
あたるかどうかを考えますと、食べることは心配されます。
生牡蠣を食べるときは、
もしかしたら食中毒によってお腹の調子を崩す可能性がある
ということを頭において食べるようにしてください。
最初からお腹の調子を崩すかも、とわかっていて食べれば、
お腹がおかしいと思ったときにその原因を素早く見つけることができますよ。
牡蠣にあたったとわかったら
すぐに病院に行って調べてもらうことになりますが、
そのときに聞かれることが、
牡蠣を食べた場所、方法、そしていつ牡蠣を食べ、
いつ症状現れたかです。
病院に行く前にはその点についてメモをとっておき、
質問を受けたらすぐに答えられるようにしておきましょう。
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