ノロウイルスの予防でできることは?予防接種はある?
強い嘔吐や下痢に苦しめられることになるノロウイルスには、
できたらかかりたくはないですよね?
毎年流行るウイルスなだけに、子供の学校や幼稚園などで流行りだすと
自分の子供や自分にうつるのではないか、と心配になります。
ノロウイルスと同じような時期に流行る感染症にインフルエンザがあります。
インフルエンザは高熱に苦しめられる感染症ですが、
こちらには予防接種があって、
受けておけばもし感染したとしても症状が軽くてすみます。
同じようにノロウイルスにもワクチンの予防接種があれば安心なのですが、
ノロウイルスには予防接種があるのでしょうか?
ノロウイルスの予防のために何かできることはないか、
という方のために、予防接種について調べました。
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ノロウイルスの予防注射はまだ存在していない
出典:https://www.photo-ac.com/
現在のところはまだノロウイルスの予防注射はまだ存在していません。
開発は進められているのですが、臨床試験中の段階です。
ノロウイルスの遺伝子グループはIからVまでありますが、
その中で人に感染するものはほとんどIかⅡのグループです。
そして同じIの中でもタイプ1のものと、
Ⅱの中でもタイプ4のものは感染力が非常に強く危険なため、
ノロウイルスのワクチンはその2つのタイプに対応するものが
研究されています。
現在はワクチンを打った後にノロウイルスにさらして
どのような結果が得られるかという臨床試験まで行われており、
これからさらに被験者を増やして臨床試験を行うという段階まで来ています。
現実にノロウイルスの予防注射が出来るようになるまでにはなっていませんが、
後もう少しというとこでしょう。
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ノロウイルスの予防注射の開発が進められている理由とは?
出典:https://www.photo-ac.com/
ノロウイルスの予防注射が開発されている理由はどこにあるのでしょうか?
たしかに下痢や嘔吐には苦しめられますが、
入院するような自体になることはない感染病ですから、
特に予防注射は必要ないのでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。
けれど、ノロウイルスは抵抗力の低い人が感染すると
重症化するおそれがありますし、感染すると困る人もいますので、
予防注射の開発が進められているのです。
・免疫力の弱い乳幼児や高齢者
・医療関係者や飲食業、海外渡航者などうつると感染が広がる恐れのある人
ある程度大きくなれば体力もつきますから
体も病気に負けない抵抗力がついてきます。
そうなればノロウイルスで下痢や嘔吐がひどくなったとしても、
しばらく休んでいれば体力が病気に打ち勝ちます。
しかし、乳幼児や高齢者は抵抗力がないために病気に負けてしまい、
重症化の危険があるため予防注射が必要だと考えられています。
また医療関係者や飲食業で働いている人が感染すれば、
あっという間に周りに広がって大変なことになってしまうことがあります。
自分が感染したというだけで済ませられる問題ではありませんから、
人からうつっても困るしうつすのはもっと困るという職業の人は、
ノロウイルスの予防注射ができれば、すぐにでも打ってほしいです。
インフルエンザのように予防接種ができれば安心なのに・・・
そう思っている人もいるでしょう。
しかし、現在は開発中とはいえ臨床試験までこぎつけていますから、
ワクチンが売られるようになるのはそんなに遠い話ではないでしょう。
しかし今はまだ予防接種ができませんから、
ノロウイルスが広がり始める秋から冬の季節は、
出来る限りの予防に努めてください。
ノロウイルスの最新情報についてもっと知りたい方はこちら
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手洗いやうがいはノロウイルスの予防だけでなく風邪やインフルエンザなど、
同じ時期に流行るすべての感染症の予防のために必要なものです。
手洗いやうがいだけで完全にノロウイルスから逃れられるわけではないですが、
予防注射は現在ない状態ですから今できることを考えましょう。
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